PHPの開発チームの一覧によると、PHP 8.2のセキュリティサポートは2026年12月31日で終わります。Microsoftのライフサイクルの一覧では、Windows Server 2016の延長サポートも2027年1月13日(米国太平洋時間)に終わります。IPAは、サポート終了後は一般に、新たな脆弱性が見つかっても製品ベンダーによる修正が行われないと書いています。それでも、業務が止まるからと置き換えられないシステムは、どの会社にもあります。
この記事の要点
- PHP 8.2は2026年12月31日、Windows Server 2016は2027年1月13日(米国太平洋時間)にサポートが終わる
- 置き換えられない理由が技術・予算・業務のどれかで、取れる手が変わる
- 置き換えまでの間は、通信の入口と出口を絞り、異常に早く気づける状態にしておく
近づくサポート終了
- PHP 8.2: セキュリティサポートは2026年12月31日まで。PHP 8.3は2027年12月31日まで
- Windows Server 2016: 延長サポートは2027年1月13日(米国太平洋時間)まで
- Windows 10: 2025年10月14日(米国時間)にサポートが終了済み
2026年10月のPHP脆弱性「php2shell」では、PHPの開発チームはサポート中の8.2から8.5に修正版を出し、8.1以前は開発チームの更新対象外として、ベンダーへの確認かサポート中の版への移行を案内しました。サポートが終わった版を使い続けると、次に重大な脆弱性が出たとき、修正を待つという選択肢そのものがなくなります。
止められない理由は3つに分かれる
技術の理由
新しい版で動かない、作った会社がもうない、仕様を知る人がいない。
予算の理由
置き換えの費用が今期の予算に入っていない。効果を説明しにくい。
業務の理由
止めると業務が回らない。移行のために現場の時間を取れない。
技術の理由なら調査と検証、予算の理由なら影響額の試算、業務の理由なら移行計画と現場の合意が必要です。どの理由で止まっているかが分からないまま「いつか置き換える」が続くと、サポート終了の日を越えてしまいます。
置き換えまでの間に守る
- 入口を絞る: インターネットから直接届かないようにし、社内からも必要な端末だけがつながるようにする
- 出口を絞る: 古いシステムが外部へ通信する必要がなければ、外向きの通信を止める。必要な宛先だけを許可する
- 異常に早く気づく: 普段と違う通信や、新しい端末からの接続を観測する
- 止める期限を決める: 守りを足して延命する期間に、終わりの日を決めておく
延命の対策は、置き換えの代わりではなく、置き換えまでの時間を買うものです。その時間と費用を、置き換えの判断の材料として経営に示します。
通信の側で時間を稼ぐ
当社の透過型UTM「ForceUTM」は、ルーターとスイッチの間に設置し、ネットワークの構成を大きく変えずに通信の制御と見える化を加えます。危険なドメインや国・地域単位の通信制御、通信挙動の検知と報告、端末ごとの接続先の見える化を備えています。古い機器そのものに手を入れられないとき、その周りの通信で守りを足す方法の1つです。拠点や中小規模のオフィスに置くことを想定した製品です。
参考資料
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