オフィスの本社(本店)と支店(店舗)との拠点間で安全にVPN接続がしたい

拠点間を接続するメリット

拠点間を安全に接続するメリットは企業や組織にとって重要なビジネス資産や情報を保護し、業務効率を向上させることができます。

大きく5つのメリットがあります。

1.データ保護とセキュリティの向上

安全な接続(例:VPN)を利用することで、拠点間で送受信するデータを暗号化できます。

外部の第三者による盗聴や改ざんを防ぐ事ができます。

また、企業の顧客データや機密情報の漏洩リスクが低減されます。

コンプライアンス対応も向上します。

2.リモートワークやモバイルワークの利用

自宅や外出先等のリモート環境から安全に社内ネットワークにアクセスできる仕組みがあります。

出張中や自宅勤務でも業務効率が維持できます。

また、モバイルワーカーや分散チームも同じ環境で作業が可能になり、柔軟な働き方を推進できます。

3.通信コストの削減ができる

安全なネットワーク接続を通じて、拠点間の直接通信が可能になるため、通信コストの削減が見込めます。

インターネット上での暗号化通信を活用することで、専用線を利用するコストも削減できます。

4.業務の効率化と迅速な意思決定が可能

各拠点が常時安全に繋がることで、情報共有が円滑に行われ、意思決定が迅速化します。

リアルタイムのデータ共有が可能になり、組織全体での業務効率が上がります。

5.障害時のリスク管理

拠点間の安全な接続があれば、ある拠点で障害が発生した場合でも、他の拠点から業務を継続することが可能になります。

これは、事業継続計画(BCP)の一環としても非常に重要です。

以上の5つのメリットにより、企業のデータを保護し、業務の連携を強化する事ができます。

更に予測不可能なリスクにも強いビジネス基盤を構築する事が可能になります。

本社と離れた異なる拠点(支店など)の複数の拠点間で安全に通信を行うためには幾つか方法があります。

拠点間を接続する方法

拠点間同士を通信キャリア(NTTコミュニケーションズ等)が提供する専用線サービスを利用する方法があります。

他には、拠点がインターネット接続ができる環境であればインターネット回線を利用したインターネットVPNで接続する方法です。

いずれにしても導入にある程度のコストや時間、専門の知識やノウハウが必要です。

企業のネットワーク全体のセキュリティを見直したり、強化する必要があります。

拠点間接続のインフラ環境の構築方法

拠点間の通信を安全に確保するためのいくつかの方法と技術をご紹介します。

まず、大きく分けて、

1)自社(自前)で拠点間のネットワークを構築する方法

2)専門の拠点間を接続するサービスを利用する方法

があります。

1)自社で拠点間接続のインフラ環境を構築する

もし、自社(自前)の社内に専門の技術者やチームがあれば、拠点間のネットワークを構築する事も可能です。

しかしながら、拠点間を接続する専門機器の選定や調達、設定や構築が必要です。

運用開始後のメンテナンス作業を継続する必要があります。

コスト的にトータルで、中長期的な視点で見たら、意外と高くなる可能性があります。

また、常に機器やソフトウェアのファームウェア等、最新の状態を保つメンテナンス作業が重要です。

拠点間接続のインフラ環境を構築したネットワークの設計、設定した際の資料等も必要です。

設計、構築した専門的な技術者が常に会社に居続ける事が大前提です。

何かあれば会社にとって大変なリスクになります。

2)専門の拠点間接続サービスの利用する方法

外部の拠点間の接続サービスの利用する方法は、通信キャリアの専用線接続サービスか拠点間VPN接続サービスの利用の2つがあります。

それぞれ、メリットやデメリットがありますので、詳しく説明をします。

【専用線サービスを利用する】

インターネット接続を利用せず拠点間同士を専用の回線を使って拠点間の通信を安全かつ高速に行うための技術です。

インターネットを経由せず、直接接続された専用の回線を使用するため、非常に高いセキュリティと通信品質が求められる企業に適しています。

デメリットとしては、専用線を構築する初期費や月額の利用費用が高額になります。

拠点数や速度、帯域等により、コスト負担が大きく費用対効果として検討が必要です。

【拠点間VPNサービスを利用する】

本社と支店など、複数の拠点間での安全な通信を確立するために利用されるインターネット接続をベースにしたVPNサービスです。

インターネットを介して各拠点を接続しますので、比較的、安価に利用ができます。

インターネット接続をしながら、VPN接続の通信はすべて暗号化していります。

暗号化されたプロトコルを使用することで、データが盗聴されるリスクを低減できます。

そのため外部からの盗聴や改ざんを防ぐことができます。

なお、インターネット接続を利用するVPNサービスの方法には

 A)専用ルータ機器を利用する(交換する)
 B)ルータ機器ではなくLAN側に設置する専用VPN機器を利用する

各拠点に専門のVPNゲートウェイ専用のルータ機器を設置、交換し、それを通じて拠点間のVPN通信を行います。

ファイアウォールやルーターにVPN機能が搭載されているものが多く、これを利用して拠点間VPNを実現します。

しかしながら、既存で使用しているインターネット接続用のルータ機器を交換する事が多いです。

また、グローバルの固定IPアドレスが必要だったりして、利用する維持コストが高くなるケースがあります。

次に、拠点間のVPN接続サービスの中には、ルータ機器の機能はしようしない方法で、実現する事も可能です。

専用のVPN機器をルータ機器のLAN側に設置、接続するだけでVPN接続の利用ができるサービスがあります。

本社や支店、店舗には、最低限としてインターネット接続ができる環境があれば良いです。

ルータの交換もグローバル固定IPアドレスも必要がありません。

短期間で導入する事ができるサービスもあります。

お勧めの拠点間VPN接続サービス

フォースネット株式会社が提供するVPN接続サービスは、既存のルータ機器はそのままで、LAN内に専用の機器を設置するだけで実現するVPN接続サービスです。

グローバルの固定IPアドレスも必要がなく、インターネット接続ができる環境があれば問題はありません。

詳しくはこちらです。

拠点間VPN接続サービスのページ

先ずは問い合わせをください。相談は無料です。

WEB会議で、30分程、ヒアリング調査します。その後、最適なサービスや方法、手段を提案します。

まとめ

本社と支店などの拠点間で安全に通信するためには、専用線サービスか拠点間VPNサービスの利用が基本です。

しかしながら、拠点間の通信を高いセキュリティで維持するためにコスト面等、多くの検討する点があります。

また、自社で構築するか、外部の専門サービスを利用するか、など方法もあります。

貴社のニーズにあったサービスを利用する事が重要です。

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